ナナシのつなぐブログ🌸

社会貢献活動を地道にしてます

遂に仮釈放が終わります。保護司の方が殺された事件に対して前科者の僕が訴えたい事。

どうも😌🤚

タイトルにある通り、5ヶ月の仮釈放期間が終了します。

というタイミングで、大津で保護司の方が殺されてしまい、「何故そんな事になった?!」と驚きと悲しみと漠然とした不安が生まれています。

 

僕も保護司との面談が2週に1回のペースでありました。

初めてあった時から僕の保護司は物腰が柔らかくて、回を重ねる度に『あー、この人は味方なんだな…』と感じさせてくれるような人でした。

そんな保護司との面談も先日終わりました。

まぁ近所に住んでますし、連絡先も知っているので、いつでも連絡出来るし会うことも出来る。

約束しましたが、何か特別な成果を出せた時は必ず保護司に連絡する事になりました✨。

これまでも何か良い報告をする度に喜んでくれて、「焦らず少しずつだよ😌☝️」と温かく見守ってくれていました。

少なくとも、僕がこの保護司と何回も会う中では苛つくことも無かったし、ましてや殺意なんてほんの少しも生まれていません。

 

大津の殺人があり僕が真っ先に考えたのは

『あー、これでまた前科者のイメージ悪くなったなぁ。仮釈ももっと厳しくなるやろなぁ』

という事です。

いちお、当事者の僕が思ったのは

真実がどうかは分かりませんが…

きっと殺人した加害者は何らかの障害か病気を持っています。

やっぱり普通じゃない事をする人の脳や心は、そりゃ普通じゃないと思っています。

だから普通に生きれてる人達は「理解出来ない」と戸惑い、怒り、時に尊敬や崇拝までをもするのだと思います。

仮釈で出て何とか社会復帰したいと思う僕から見たら、仮釈中は特に慎重に生活する意識が生まれます。

そんな中で殺人までしてしまう、その"状態"は普通じゃないので、そこに対して『前科者ってやっぱ普通じゃない』と一括りにして見るのは本当に止めて頂きたいと願います。

 

何でも人それぞれなんです。

子供から大人まで…

性格や考え、価値観が違い、言動も違う。

様々な能力も違うし、生きてきた境遇も、重んじてるものも違う。

精神の強さも弱さも、自己犠牲の基準も違う。

その『違う』というモノの中には

犯罪者によって違う
前科者によって違う

というのも確かにあります。

 

僕達は刑務所で犯罪者だらけの中で生活してきましたが、とにかく大切なのは

相手を今の人間性で判断する

という事でした。

それをしないと安心安全な受刑生活を作っていけないのです。

「あいつが何して入ってきたのか」

その情報は気にする人は気にするし、挨拶と引っ付いてる質問という感じではありますが。

とにかく大切なのはなんです。

皆、生きてきてそうしてるはずなのに、やっぱ前科者は前科を見られてしまい、軽視されて時に攻撃され排除もされる。

そりゃ社会復帰できずに絶望してもっと他人に冷たくなって「犯罪してやるよ」ってなってまうって。

って思います。

 

それが前科者が見ているこの社会です。

平和感出してる日本ですが全体的にとても冷たいと思います。

皆さんはどういう生き方を選びますか?

もしあなたの友人や家族が前科者になった時に寄り添う事が出来ますか?

社会復帰の為に努力する前科者に慈悲の心を持ち、救いの手を差し伸べる事が出来ますか?

現実的な話。

救いの手を差し伸べないと負の連鎖が続くだけなんです。それも現実なんです。

保護司が殺されても、まだまだ犯罪が生まれても、信じた前科者に裏切られても…

それでも誰かを信じて救おうとしなければ、救えたはずの命や生活が救えないんです。

 

僕もたくさん許して、受け入れて、誰かや社会のために自己犠牲しています。

みんな同じ土俵で生きているんです。

結局、大切で必要なのは助け合いです。

それでしか、平和な未来は作れません。

愛を知ってほしいのであれば
愛を与えましょう。

僕はそれを知ったのでそれを訴えます。

 

では、日々お疲れ様です✨