落合勁心(けいしん)のつなぐブログNEW

社会貢献活動を地道にしてます

実は刑務所の仕事は外の経済と密接に繫がっている。

どうも!!

 

多分長くなるから早速本題いきます!。

 

まず、刑務所は刑務所で一つの社会となっているので

  • 食事や洗濯、洋服や布団の裁縫や運搬。
  • 寮や通路の掃除、草木の伐採管理。
  • 差し入れの本を検査し運搬。

などを仕事としている工場があります。

 

そことは別に様々な工場があります。

あえて仕事内容は書きませんが、書き始めたら切りが無いくらいに様々な仕事があり、それらは外の会社と契約しています。

 

なので、それぞれの店に出されるまでの過程で受刑者が何かしらの重要な仕事を受け持っています。

その種類、量が本当に多いです。

まじで外で生きてたら「まさかこれ程とは」と思うくらいの種類と量だと思います。

 

んで、ここで一つ偏見を取り除きたいのですが。

やっぱ「受刑者が…」と知るだけで

仕事の質も底辺だと思われてしまう可能性が高いと思いますが…

 

真面目な人は真面目だし、有能な人は有能だし、不器用な人はずっと不器用だし、やる気がない人もある人もいる。

それは、社会の何処にいたって同じで

決して、刑務所の仕事、受刑者の仕事だからって質が低いという訳ではありません。

各工場でノルマや品質の管理、指導の徹底化や効率アップの為の創意工夫を

指導役や職員が一生懸命に取り組み(人によるが)日々頑張っています。

 

んで、社会と密接に関わってると実感した出来事がありました。

 

それは

 

コロナによる休業です。

 

2020年、4月頃から

日本社会の経済のほとんどが止まりましたよね?。

その時、刑務所内の外と契約してる仕事の全てが……と言っても大袈裟ではないと思います

そう、それ等全ての工場が止まり

私達は部屋に缶詰状態になりました。

 

その間、部屋から出れるのは週2回

15分の雑談と、その後に入る15分の入浴だけ。

それ以外はずっっと部屋に缶詰でした。

 

あれは地獄だった……

 

という話はまぁ置いといて。

そうなんです、外と同時期に止まるって事は

外の経済と密接に繫がってるという事なんです。

 

ってコレ、「そうなんや」で済ましていい話じゃなくて…

 

つまり、受刑者がそれ等の仕事を受け持っているから経済が回っている…

という事は、この社会は受刑者がいないと回らないんです。

もうそういう仕組みになってしまっているんです。

 

犯罪が突然減り、受刑者が突然減ると誰が困るって…

契約してる会社が困る。

だけでなく、今まで店に出ていた様々な山程の製品が無くなる。

そしたらあらゆるとこで買い物してたり外食してる外の社会の人達も同様に困る事になる。

 

という現実があります。

 

まぁ突然減らずにジワジワ減っていけば何か対策をとりそれぞれ解決していくだろうけど

受刑者のように超低給料で雇える組織を作れるのか……と考えると、無理なんじゃないかとも思う。

 

何か…

この現実がヤバいなって思ってて。

犯罪、受刑者在りきで回ってるこの社会って…

残酷やなって……何か哀しくなる。

 

ただ、それじゃぁもうどうしようもないって絶望して諦めるんじゃなくて

やっとこの社会のリアルの一端を見れたのだから、これを学びにして

誰かにコレを伝えて何かしらの善影響を起こし、自分は自分でせめて再犯せず、そして誰かの再犯を防いで救いながら生きていくしかないなって思ってます。

 

あと、最期に一つ

犯罪者、受刑者はやはり軽蔑され、軽視され排除されがちですが

現実的に社会を回しているし、排除してる側の生活を助けてる、なんて事も全然起こっています。

何だかんだ自分の生活に関わっている受刑者が確かにいて、そこには腐った精神で生きてる人もいるけれど、清く、善で在ろうと努力している人もいるという事を、ここで改めて伝えさせて下さい。

 

では

みなに幸アレ。

 

今日はここまで❕

 

ばいちゃ!